人生会議(ACP)
第4回住民公開講座「人生会議(ACP)ってしっちょる?やっちょる?」にパネリストとして参加しました。
宮崎大学医学部の板井先生の基調講演に引き続き、パネルディスカッションが行われました。
ACPは「アドバンス・ケア・プランニング」の略で、「人生会議」と呼ばれることもあります。将来の医療やケアについて、本人を中心として家族や医療スタッフと話し合い、自分らしい死を迎えるための意思決定を支援する取り組みです。
今までも本人の意思を尊重した医療が行われてきましたが、高齢多死社会を迎えた日本において、ACPの重要性が強調され一般社会への浸透が図られています。
その概念は良いものですが、本人の意思を尊重しないACPの横行、医療費削減や積極的医療の差し控えなどの大義名分に利用されたりなど、本来の目的とは違う形で浸透していくことへの懸念があります。
人の価値観や希望はそれぞれです。積極的な医療を希望される方もいれば、静かに最期を迎えることを希望される方もいます。
適切な情報の提供と病状および今後の予測などの説明、考えうる選択肢を提示した上で、自分らしい医療やケアを受けられるようにすることが大切です。
在宅医療は、諦めの医療、消極的医療、看取り医療などのように言われることがありますが、決してそうではありません。
当院では、適切な意思決定支援に関する指針に基づき、患者さんの意思を尊重し、積極的な在宅医療を希望される方にも対応しています。
あおやま訪問・救急クリニックはこれからも患者様、ご家族、そして地域の皆様が安心してより良い生活を送って頂ける様に全力でサポートさせて頂きます。
外来は下記予約サイトからご予約いただけます。
あおやま訪問・救急クリニック (reserve.ne.jp)
在宅医療のご相談も引き続きお受け致しております。
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