機能強化型在宅療養支援診療所(単独型)の届出が受理されました
2026年4月1日より、あおやま訪問・救急クリニックは、九州厚生局への届出が受理され、**機能強化型在宅療養支援診療所(単独型)**として診療を行うこととなりました。
在宅療養支援診療所とは、通院が難しい患者さんが、ご自宅や施設で安心して療養を続けられるよう、訪問診療や緊急時の対応を担う医療機関です。
その中でも、機能強化型在宅療養支援診療所は、より充実した在宅医療提供体制を整えた診療所として位置づけられています。
さらに「単独型」は、複数の医療機関で連携して体制を整える「連携型」とは異なり、24時間の連絡体制や往診体制を、診療所単独で確保していることが大きな特徴です。
言い換えれば、日頃から患者さんを診ている当院が、夜間・休日を含めて、急変時の相談や必要時の往診に対応できる体制を整えているということです。
九州厚生局の公表資料を確認すると、宮崎県内で機能強化型在宅療養支援診療所(単独型)として届出が確認できる医療機関は、2026年5月時点で当院を含めて3か所のみです。
県内でも限られた医療機関として、これまで以上に地域の在宅医療を支える責任を感じています。
在宅医療では、患者さんの病状だけでなく、これまでの経過、ご本人やご家族の希望、介護環境、訪問看護やケアマネジャーとの関係性など、多くの情報を踏まえて判断する必要があります。
急に熱が出たとき。
息苦しさが強くなったとき。
食事がとれなくなったとき。
救急車を呼ぶべきか、自宅で様子を見るべきか迷うとき。
そして、人生の最終段階をどこで、どのように過ごすかを考えるとき。
そのような場面で、普段から関わっている医療機関が相談を受け、必要に応じて往診し、患者さんとご家族の思いを踏まえて対応することには、大きな意味があります。
単に「24時間電話がつながる」ということではありません。
私たちが目指しているのは、
普段の訪問診療、緊急時の判断、必要時の往診、病院との連携、そして看取りまでを、継続した流れの中で支える在宅医療
です。
もちろん、単独型という言葉は、当院だけで在宅医療が完結するという意味ではありません。
在宅医療は、訪問看護、ケアマネジャー、薬剤師、介護職、病院の地域連携室、行政、消防・救急など、多くの方々との連携によって成り立っています。
「単独型」とは、制度上、24時間連絡体制や往診体制を当院単独で確保しているという意味です。むしろ、当院がしっかりとした基盤を持つことで、地域の関係機関の皆さまと、より安心して連携できる体制をつくっていきたいと考えています。
当院は2023年4月の開院以来、訪問診療と救急往診を中心に、地域の皆さまの「急な困りごと」に対応できる医療を目指してきました。
2026年4月からは常勤医3名体制となり、訪問診療、緊急往診、地域連携、教育活動をより安定して行える体制が整ってきました。
今回、九州厚生局への届出が受理され、機能強化型在宅療養支援診療所(単独型)となったことは、当院にとって一つの大きな節目です。
しかし、これはゴールではありません。
患者さんやご家族が、
「家で過ごしていても大丈夫」
「何かあったときに相談できる」
「最期まで自分らしく過ごす選択肢がある」
と感じられる医療を、地域の中で実践し続けることが何より大切だと考えています。
これからも、病気だけではなく、その人の生活、価値観、ご家族の思いに寄り添いながら、在宅医療を支えてまいります。
機能強化型在宅療養支援診療所(単独型)として、これまで以上に地域の在宅医療を支える責任を果たし、患者さん・ご家族・地域の関係機関の皆さまに安心して相談していただけるクリニックを目指してまいります。
今後とも、あおやま訪問・救急クリニックをどうぞよろしくお願いいたします。
あおやま訪問・救急クリニック
院長 青山 剛士
