瀧口俊一医師 着任のお知らせ
4月より、当院に瀧口俊一(たきぐち しゅんいち)医師が着任いたしました。
瀧口医師は、宮崎県中央保健所 所長を定年退職後、このたび当院に入職されました。長年にわたり、地域の公衆衛生や医療行政の分野で重責を担ってこられた先生をお迎えできることを、大変心強く感じております。
今後、瀧口医師には、訪問診療を通じて在宅医療に従事していただくとともに、理事長補佐として行政・地域連携アドバイザー業務も担っていただきます。
在宅医療は、患者さんの病気だけを見るのではなく、その方の暮らしやご家族の状況、介護体制、地域とのつながりまで含めて支えていく医療です。そうした分野において、瀧口医師がこれまで培ってこられた幅広い視点と経験は、日々の診療だけでなく、当院が地域の中で果たしていく役割をより深めていくうえでも、大きな力になると考えています。
また、行政や地域連携の視点を院内に取り入れることで、患者さんやご家族、ケアマネジャー、訪問看護、介護事業所、病院、そして行政を含めた多職種・多機関との連携を、これまで以上に丁寧かつ実践的に進めていけることを期待しています。地域の中で必要とされる医療機関であり続けるために、診療の質だけでなく、連携の質もさらに高めていきたいと考えています。
さらにこの春は、瀧口医師の着任に加え、看護師1名、事務スタッフ2名も新たに仲間に加わりました。
2026年4月からは常勤医3名体制となり、これまで以上に継続的で安定した診療体制を整えてまいります。訪問診療や救急往診を行う当院にとって、医師、看護師、事務がそれぞれの立場で役割を果たし、一つのチームとして機能することは非常に重要です。今回の新たな体制づくりは、当院にとって大きな前進であると感じています。
そして私事ではありますが、この春の節目にあたり、もう一つご報告があります。
3月23日、宮崎大学大学院 医学獣医学総合研究科 医学獣医学専攻 博士課程を修了し、医学博士の学位を授与されました。
社会人学生として長期履修制度を利用したため、修了までに8年を要しました。
この8年間は、私にとってまさに激動の日々でした。日々の診療やクリニック運営と並行しながら学びを続けることは決して容易ではなく、時間的にも精神的にも厳しい場面が何度もありました。それでも歩みを止めずに続けてこられたのは、多くの方々の支えがあったからこそです。
患者さんやご家族、地域の関係者の皆さま、大学の先生方、そしてともに現場を支えてくれているスタッフに、心より感謝しております。そうした支えの中で、このたび一つの節目を迎えることができたことを、大変感慨深く思っております。
もっとも、学位を得ること自体が目的ではなく、そこで得た学びや経験を、地域医療の現場にどのように還元していくかが何より重要だと考えています。現場に根ざした医療を実践しながら、よりよい形を模索し続けること。その積み重ねを通じて、少しでも地域に貢献できればと思っています。
この春は、当院にとっても、私自身にとっても、新たな始まりの季節となりました。
新しい仲間とともに、これからも地域に根ざした医療を大切にしながら、患者さんとご家族が安心して療養できる環境づくりに努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
