院内に高性能内視鏡と胃瘻造設体制を導入しました
当院はこのたび、より高度な消化器診療を提供するために、富士フイルム製の高性能内視鏡システム「EP-6000」と上部消化管用スコープ「EG-6600R」を導入しました。さらに、患者さまの栄養管理や嚥下機能の評価を充実させるため、胃瘻造設(PEG)および嚥下内視鏡検査(VE)を院内で実施できる体制も整えています。
新規導入機器の特徴と期待される効果
EP-6000内視鏡システム
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**BLI(Blue Light Imaging)とLCI(Linked Color Imaging)**により、微細な病変の早期発見と詳細な診断が可能になりました。
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無接点接続技術を採用しており、安全性が向上し、メンテナンスの手間も軽減されます。
EG-6600Rスコープ
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先端径9.2mmの高性能スコープにより、挿入性と観察性能が向上しました。
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ウォータージェット機能を搭載し、検査中の視界を迅速かつ確実に確保します。
これらの機器導入により、迅速で正確な診断と治療を提供することが可能となり、地域の皆さまにより良い医療サービスを提供できます。
胃瘻造設(PEG)の院内実施について
当院では、在宅療養中や高齢で入院が困難な患者さまに対して、外来あるいは短時間の滞在で胃瘻造設を行っています。安全性を最優先し、超音波やX線装置を併用しながら慎重に処置を実施しています。これにより、患者さまとそのご家族の負担を大きく軽減でき、地域の在宅医療の充実にも貢献しています。
FP-7RBS2による多目的検査・処置の実施
胃瘻カテーテル交換時の確認
ポータブルマルチスコープ「FP-7RBS2」は直径2.4mmと非常に細く、胃瘻カテーテル内から胃内を直接観察できます。これにより、カテーテル交換時の正確な位置確認が可能で、安全性の高い処置を提供しています。
嚥下内視鏡検査(VE)
同じスコープを用いて、鼻腔から咽頭・喉頭へ挿入し、リアルタイムで嚥下の動きを観察・評価できます。小型で持ち運びも容易なため、院内はもちろん、在宅や介護施設でのベッドサイド検査にも対応可能です。これにより嚥下障害の早期発見や管理が可能となり、患者さまの栄養管理や誤嚥性肺炎予防にも貢献しています。
地域の皆さまに寄り添った医療を目指して
あおやま訪問・救急クリニックは、地域医療の一翼を担う医療機関として、内視鏡検査から胃瘻管理、嚥下評価まで幅広い医療サービスを一体的に提供できるよう努めています。今後も患者さまとご家族の安心を第一に考えた診療を追求してまいります。
検査や処置についてご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
外来は下記予約サイトからご予約いただけます。
あおやま訪問・救急クリニック (reserve.ne.jp)
在宅医療のご相談も引き続きお受け致しております。
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