ホスピスカー運用開始のご報告
皆さまに大切なお知らせがあります。
当院は2025年12月1日より、宮崎県で初めて「ホスピスカー(緊急往診車)」の正式運用を開始いたしました。
ホスピスカーは、在宅療養中の患者さんが急変した際に、医師・看護師がより迅速にご自宅や施設へ駆けつけるための車両です。
「住み慣れた場所で、できるだけ最期まで穏やかに過ごしたい」という願いに寄り添うために、当院が開設以来、大切にしてきた使命の一つでもあります。
■ ホスピスカー導入の背景
近年、救急搬送の増加や不搬送件数の増大など、地域の救急医療は大きな転換期を迎えています。
在宅療養中の方が急変した際、救急車を呼ぶかどうか判断に迷うケースや、「延命ではなく苦痛の緩和を優先してほしい」というご希望を持つ患者さんも増えています。
当院では、そうしたご希望に応えるため、医療機関が主体となって緊急走行が可能なホスピスカーを導入いたしました。
■ どんな時に出動するのか
ホスピスカーは、当院の訪問診療中の患者さんで、
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強い痛み
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呼吸困難
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心不全増悪
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意識障害
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感染症による増悪
といった急変時に、医師・看護師が緊急走行で伺います。
緊急時は赤色灯を点灯し、サイレンを使用することで、できる限り迅速に現場へ向かいます。
■ 【地域の皆さまへ】緊急走行へのご理解・ご協力のお願い
ホスピスカーは、地域で暮らす患者さんの命や苦痛に関わる緊急時にのみ、赤色灯・サイレンを用いて走行いたします。
特に、
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深夜・早朝の出動
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住宅街でのサイレン使用
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狭い道路での緊急走行
など、生活環境の中で驚かせてしまったり、ご不便をおかけする場面があるかと思います。
しかし、その1件1件が「苦痛の緩和」や「命の危険」に直結している可能性があります。
地域の皆さまの温かいご理解とご協力が、患者さんとご家族の安心につながります。
どうかサイレンや赤色灯を見聞きされた際には、
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道路の譲り合い
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走行スペースの確保
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一時的な停車
などのご協力をいただけますと大変助かります。
皆さまのご理解が、在宅で最期まで過ごしたいと願う方々を支える大きな力となります。
心よりお願い申し上げます。
■ 「最期まで、自分らしく」を支えるために
ホスピスカーの運用は、単なる車両導入ではなく、
“いざという時に駆けつける”
という当院の意思を形にしたものです。
これからも地域の皆さまと協力しながら、
「地域医療の谷間に灯をともす」という理念のもと、一人ひとりに寄り添う医療を続けてまいります。
■ 最後に
準備・調整にご尽力くださった関係機関の皆さま、日々当院を支えてくださる地域の皆さまに深く感謝申し上げます。
今後ともあおやま訪問・救急クリニックをどうぞよろしくお願いいたします。
